【第二種衛生管理者】3分でわかる計算問題、『気積の求め方』例題付き。【試験対策】

 
むなかた
ご訪問ありがとうございます。むなかたと申します。

今回は、みんな嫌いな計算問題、『気積の求め方』について、分かりやすくご説明していきたいと思います。

それでは、さっそく始めていきましょう!

気積の求め方

気積とは

気積とは、労働者一人が必要とする容積の事。
設備の占める容積と床面から4mを超える高さにある空間を除いて、
一人あたりは10㎥以上としなければなりません。
わかり易くいうと、必要な空気を確保するために、畳一枚より少し広いくらいで高さが5mくらいのスペースを一人ひとりに用意しないといけないという事です。

気積が小さいと、二酸化炭素が増え過ぎたり、室温が変化しやすくなったり、仕事の効率が悪くなる事が考えられるので、わざわざ定められているのだと思います。

気積の公式

もう少し説明すると、
仕事をしている部屋があって、その部屋の床から4mの高さまでの容積から机や棚などの設備の容積を引いたモノ、空気がある部分の容積を求めて、
それをその部屋で働く人で分けていく、というイメージですかね。
これが10㎥以下だと、酸欠になったり、エアコン効きにくかったり、パソコンの熱で部屋が熱くなったり、部屋が男臭くなったりするのでしょうね。

気積、大事ですね!

例題

建物の間口15m、奥行き10m、高さ7mの事務室で、設備等の高さが最高3m、その容積が80㎥である場合の収容可能人数を求めよ。
①まずは、床面から4以下の高さにある部屋の容積を求めます。

部屋の容積=間口×奥行き×高さ
     =15m×10m×4m
     =600㎥

②次に、部屋の容積から設備の容積を引きます。

600㎥−80㎥=520㎥

③最後に、公式にあてはめて労働者数を求めていきます。

気積=容積÷労働者人数 で、

1人あたりの気積は10㎥以上必要ですから、

10㎥=520㎥÷労働者人数
10㎥×労働者人数=520㎥

労働者人数=520㎥÷10㎥

     =52

答えは、収容可能な労働者の人数 52人 となります。

おまけ

答えは、記事の一番下に書いています。

問題1 令和3年4月公表問題

ある屋内作業場の床面から4mをこえない部分の容積が150㎥であり、かつ、このうちの設備の占める容積が55㎥であるとき、法令上、常時就業させることのできる最大の労働者数は次のうちどれか。

(1)4人
(2)9人
(3)10人
4)15人
5)19人

本来なら、試験勉強する時には、深く理解していったほうが良いと思いますが、
衛生管理者の試験に関しては、あまりにも普段の業務とかけ離れ過ぎていて、真面目に勉強していたら、いくら時間があっても追いつかなくなります。

勉強は資格を取ってからでも出来ますので、まずは試験合格の為に、色々な方法で試験対策をしていきましょう。

それでは、今回はこの辺で失礼いたします。

【答え】
1、(2)


投稿日

カテゴリー:

投稿者:

コメント

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です