【本の紹介】超情報化社会に置いて行かれないために。齋藤 孝著『大人のための読書の全技術』【アップデート】

 
むなかた
ご訪問ありがとうございます。
むなかたと申します。
 
むなかた
今回は、念願の本の紹介記事を書きました。
ありがとうございます❗
 
生徒P
 
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なんか、いつになくテンションが高いですね?
どうしたんですか?
 
むなかた
ブログを書き始めてから2年。
ようやく本のご紹介が出来ると思うと、
つい嬉しくて❗
 
生徒P
そうなんですね。
で、その記念すべき1冊目の本が
齋藤 孝さんの『大人のための読書の全技術』という本なんですね。
 
生徒P
どんな本なんですか?
 
むなかた
この本は、本を読むのが苦手だと思っている人でも、本がたくさん読めるようになって、新しい知識をどんどん取り入れられるようになる方法が書かれているんですよ。

では、早速ご紹介していきたいと思います。

『大人のための読書の全技術』

私たちが生きている現代は超情報化社会です。
しかも、それは今もなおどんどん加速していっています。

私が高校生だった頃、ポケベルという数文字を送るための機械が全盛でした。

それが今ではスマホで複数の人が同時に会話出来るようになりました。

モバイルネットワークは1Gから5Gにまで発展し、すでに次の6Gが語られています。

今までは紙の情報に頼っていたのが、インターネット、動画、音声メディアとあらゆる感覚に訴える情報が溢れています。

このことは数多くの恩恵を私たちに与えてくれましたが、
反対に、油断しているとすぐに時代の波から取り残されてしまうという危険も産み出してしまいました。

私たちは、日々最新の情報を吸収し続ける事を求められるようになったのです。

そこで、再び注目されるのが『本』です。

今更、本?と思うかもしれませんが、
今の時代は情報が溢れかえっているので、玉石混交で精査されていない情報も数多く混ざっています。

その良い例が、詐欺や怪しい情報商材のたぐいでしょう。

これらの情報を自分で精査するには、時間も労力もかかる上に、ある程度に知識が無いと正しいか怪しいかの判断も難しいでしょう。

『本』の中には、
過去からずっと読まれてきて時代が精査したものや、
誰もが知るような成功をおさめた人がどのように困難を解決してきたか、
などが書かれており、信頼性の高い情報を得る事ができます。

時代に取り残されないためにも、本の読み方を学んで、アップデートしていくことが必要なのです。

そのための考え方と技術がこの本には書かれています。
その中から、私が良いと思った読書術をピックアップしてお伝えしたいと思います。

1、仕事や人生に応用。アウトプットのための読書

読書には大きく分けると2つのタイプがあります。

  1. 快楽のための読書。本を読むこと自体が楽しいというもの。
  2. 知識や情報を得るための読書。

今、私たちが必要としているのは、二つ目の読書の技術ですよね。

①古今東西の偉人たちから直接学ぶことが出来る

  • 本は書いた人が亡くなった後も残る。今も残っているという事はそれだけで大切な内容で皆に読みつがれてきたという証明。
  • ホリエモンやイーロン・マスクに直接会う事は出来ない。本ならばいつでも好きな時に話を聞く事が出来る。
  • 情報の信憑性は判断が難しい。特にネットでは。本は時間や成功が情報の信憑性がすでに証明されている。

私は子供の頃、歴史上の人物についての本を読むことが好きで、その人の考え方や習慣、癖などを真似してみるという事をやってました。
今考えると、それほど的外れでもなかったのかもしれません。

そのうちに、だんだんと自分の好きな人や嫌いな人が出てきて、好みや性格にも影響を与えられたと思います。

本から受ける影響は大きいと思います。

②概念活用法

  • 本で学んだ新しい概念が、新しい役割を生んでいく。
  • 本で得た新しい概念を、実際に使ってみる。
  • そのためには本を読んだら要約して、メモに書くことが重要。

このメモでオススメなのが、前田裕二さんの『メモの魔力』に書いてある、ノートの作り方です。

『メモの魔力』もご紹介したいのですが、ここではそのノートの作り方のみをピックアップしておきます。

こちらは前田さんの考え方を書き込んだ見本ノートです。
拡大して見て下さい。
こちらは実際に書き込むための白紙のノートです。
印刷して紙で使っても良いですし、データで作って保存しておいても良いと思います。
 
むなかた
読んでメモして、実際に行動する事が大切だと思います。
じゃないと、ただのコレクターになってしまいます。

③コミュニケーション能力や思考を言語化する能力がアップする

  • アウトプット力=コメント力、質問力、雑談力、言語化能力、聴く力などのコミュニケーション能力。
  • 本を読むことで、自然に文章の組み立てや構成が身につく。しかも一流の人たちの文章力が。
  • 読書は、文字を読み、その内容を理解するための基礎訓練。

2、たくさん、速く読むための読書術

①本をさばく

  • 本を読みたい!というテンションは買った時がピーク。その鮮度のうちに20分くらいかけて大雑把な内容を把握する。
  • 本を買ったら鮮度が高いうちにさばいておく。そうすると次に読む時に圧倒的に読みやすい。
  • 焼き肉はタン、カルビ、ロースなど部位を分けて食べる。お魚も三枚におろしてから料理する。本も同じ。まるかじりはしない。

②必要部分をピックアップ

  • 1冊全部を読み切る事が目的ではない。知識の吸収が読書の目的。
  • 必要な情報は人によって違う。
  • まずはタイトル、次に帯とカバー袖、その後、目次と小見出し目を通し、その本全体のおおよその内容をつかむ。

自分に必要な情報がなにか、見つけられない分からない、という人にオススメなのが、

  • 前田裕二さん著、『メモの魔力』
  • 八木仁平さん著、『世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方』

です。
どちらも、自己分析、自己理解について書かれた本で、これを読んで「やりたいこと」を見つければ、自分に必要な情報も分かりやすいかと思います。

もちろん、直接的に仕事で必要という知識でも良いと思います。

③目的と締め切りの設定

  • 今読んでいる本の内容を誰かに説明する、と決める。
  • 人に説明するためには、その内容をしっかりと把握し整理する必要がある。そのために集中して読むようになる。
  • 読書の目的と締め切りを一緒に設定してしまうのが、効果的な速読トレーニング方法。

この目的と締め切りを一緒に設定してしまうのに、便利なのがSNSで発信する事です。
本の紹介をブログやYou Tubeで発信する。
本の内容感銘を受けたところをTwitterでつぶやく。
今なら色んな方法があります。

 
むなかた
私は、ブログとTwitterで目的と締め切りを設定したいと思います。

3、知識や知恵が身につく読書術

①三色ボールペン方式

  • 色をつけることで重要な部分を浮き上がらせる。
  • 色自体に意味づけをする。
    例:信号機。赤は危険、黄色は停まれ、青は安全。
  • 本にはどんどん書き込みをしよう。本自体を読書ノートに。

②解読本とマンガの活用

  • 特に古典などで、原書至上主義の人がいますが、原書を飾っているだけより、解説本で概要を知っているほうが格段に良い。
  • 本を読むことが目的ではない。知識を吸収することが目的。
  • 解説本でもマンガでもなんでも良いので、まずは知識に触れる事が大切。

私が解説でオススメしたいのが、中田敦彦のYou Tube大学です。
色んなジャンルの本を15分くらいで解説してくれてますし、中田さんの話かたが面白いのと、熱量の凄さで楽しく見れますので、本を探すとっかかりとしてオススメです。

 
むなかた
ちなみに、この本も中田さんの動画で見つけました。

参考までに、『大人のための読書の全技術』解説動画貼っておきます。

③音読で知識や知恵を一生のモノに

  • 目と口で読み、手で書き、耳で聞くことで記憶に定着しやすくなる。
  • 人類は暗唱して語り継いでいくという偉大な能力を、長い歴史の中で培ってきた。
  • 日本には言霊という概念がある。偉大な先人たちの言葉を声に出すことによって、自分の身につける。

まとめ

  • アウトプットを意識した読書
  • 目的と締切を決めて、さばいてピックアップして本を読む
  • 色分け、解説を利用して分かりやすくして、声に出して読むことで記憶する

最後に、本の中から引用して終わります。

スティーブ・ジョブズが2005年にスタンフォード大学でおこなった講演「点と点」

「将来に目を向けて点と点を繋ぐことはできません。あなたは振り返って初めて点と点を繋ぐことができるのです。だから皆さんは点と点が何らかのかたちで未来に繋がっていくと信じなければなりません。」

1冊の本が、この点になると信じて読書をしたいと思います。

それでは、今回はこの辺で失礼いたします。


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