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むなかたと申します。
今回は第31回試験過去問の中から、「人間関係とコミュニケーション」について解説していきたいと思います。
私の経験から言わせていただくと、介護福祉士の試験は過去問をしっかりと解いて、分からないところや間違えたところをしっかりとやっていけば、テキストなどを買わなくても、充分に合格が出来る問題だと思います。
試験合格に向けて、しっかりと過去問に触れていきましょう!
では、早速始めていきたいと思います。
人間関係とコミュニケーション
問題 3
一人暮らしが長かったBさんは、入所当日、人と会話することに戸惑っている様子で、自分から話そうとはしなかった。
介護福祉職は、Bさんとコミュニケーションをとるとき、一方的な働きかけにならないように、あいづちを打ちながらBさんの発話を引き出すように心がけた。
このときの介護福祉職の対応の意図に当てはまるものとして、最も適切なものを1 つ選びなさい。
- 1 双方向のやり取り
- 2 感覚機能低下への配慮
- 3 生活史の尊重
- 4 認知機能の改善
- 5 互いの自己開示
人と会話することに戸惑っているBさんに対して、一方的な働きかけにならないように対応することがポイントになります。
自分から話そうとしないからと言って一方的に話すだけではコミュニケーションはとれません。
解説:
2、感覚機能の低下に関する記述は無いので誤りです。
3、一人暮らしが長かったという生活史を尊重してはいますが、それを踏まえて一方的に話すだけにならないように、あいづちをうつなどBさんの話を引き出そうとした事が意図になるので誤りです。
4、認知機能が低下したという記述はないので、誤り。
5、まだBさんは、自分から話をすることに戸惑っている段階なので、互いの自己開示という段階までは達していない。
問題 4
- 1 中途失聴者が用いることは少ない。
- 2 空中に字を書くことは控える。
- 3 多人数での双方向のコミュニケーションに用いる。
- 4 図や絵よりも文字を多用する。
- 5 キーワードを活用して内容を伝達する。
聴覚障害の方の中には文法が分かりにくい方もいますので、キーワードを用いて簡潔に伝えることが大切です。
文章が長いとタイムラグが生まれたり、コミュニケーションに疲れてしまうという短所もあります。
解説:
1、筆談は耳が聴こえない方のコミュニケーション手段として簡単におこなえるものなので、用いることは多いので誤りです。
2、文章ではなく、単語などなら空中に書いて伝わることもありますので誤りです。
3、多人数でのコミュニケーションには向かず、一対一など少数でのコミュニケーションに適しているので誤り。
4、図や絵の方が分かりやすい事もあります。
それでは、今回はこの辺で失礼いたします。
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