【試験対策】第32回介護福祉士国家試験。解答と解説。「医療的ケア」を分かりやすく説明いたします。【過去問】

 
むなかた

ご訪問ありがとうございます。
むなかたと申します。

今回は第32回試験過去問の中から、「医療的ケア」について解説していきたいと思います。

私の経験から言わせていただくと、介護福祉士の試験は過去問をしっかりと解いて、分からないところや間違えたところをしっかりとやっていけば、テキストなどを買わなくても、充分に合格が出来る問題だと思います。

試験合格に向けて、しっかりと過去問に触れていきましょう!

では、早速始めていきたいと思います。

医療的ケア

問題 109

介護福祉士が医師の指示の下で行う喀痰吸引の範囲として、正しいものを1 つ選びなさい。
  • 1 咽頭の手前まで
  • 2 咽頭まで
  • 3 喉頭まで
  • 4 気管の手前まで
  • 5 気管分岐部まで
答え:1です。

参考:厚生労働省ホームページより

問題 110

2011 年(平成 23 年)の社会福祉士及び介護福祉士法の改正に基づいて、介護福祉士による実施が可能になった喀痰吸引等の制度に関する次の記述のうち、正しいものを 1 つ選びなさい。
  • 1 喀痰吸引や経管栄養は,医行為から除外された。
  • 2 喀痰吸引等を行うためには,実地研修を修了する必要がある。
  • 3 介護福祉士は,病院で喀痰吸引を実施できる。
  • 4 介護福祉士は,この制度の基本研修の講師ができる。
  • 5 実施できる行為の一つとして,インスリン注射がある。
答え:2です

解説:
1、医療行為から除外された訳ではありません。医療行為の一部を介護福祉士がおこなえるようになりました。

3、医療機関は対象外です。

4、医師や看護師が講師をおこなう。

5、インスリン注射はおこなえません。

問題 111

Kさん(76 歳)は、日頃から痰がからむことがあり、介護福祉士が喀痰吸引を行っている。鼻腔内吸引を実施したところ、吸引物に血液が少量混じっていた。Kさんは、「痰は取り切れたようだ」と言っており、呼吸は落ち着いている。
このときの介護福祉士の対応に関する次の記述のうち、最も適切なものを 1 つ選びなさい。
  • 1 出血していそうなところに吸引チューブをとどめる。
  • 2 吸引圧を弱くして再度吸引をする。
  • 3 血液の混じりがなくなるまで繰り返し吸引をする。
  • 4 鼻腔と口腔の中を観察する。
  • 5 鼻腔内を消毒する。
答え:4です。

解説:
1、吸引チューブをとどめても出血は止まりません。誤りです。

2、吸引圧は指定の圧から変更してはいけませんので誤りです。

3、出血しているところを繰り返し吸引したら、さらに出血したり傷口が悪化する可能性があります。なので誤り。

5、看護師に報告して、消毒が必要かどうか確認してください。消毒自体も医師か看護師がおこないます。誤り。

問題 112

口腔内・鼻腔内の喀痰吸引に必要な物品の管理に関する次の記述のうち、最も適切なものを 1 つ選びなさい。
  • 1 吸引チューブの保管方法のうち、乾燥法では、浸漬法に比べて短時間で細菌が死滅する。
  • 2 浸漬法で用いる消毒液は、72 時間を目安に交換する。
  • 3 吸引チューブの洗浄には、アルコール消毒液を用いる。
  • 4 吸引チューブの洗浄水は、24 時間を目安に交換する。
  • 5 吸引物は、吸引びんの 70~80%になる前に廃棄する。
答え:5です。

解説:
1、乾燥の方が時間がかかりますので誤りです。

2、24時間が目安となっています。なので誤りです。

3、滅菌水や水道水などで洗浄します。アルコールは外側を消毒するときに使用します。

4、この問題の意図が分かりませんでしたので解説出来ていません。すみません。
吸引チューブの内側を洗浄した水なら24時間では菌が増殖する可能性があるので誤りだと思います。使用した洗浄水は破棄して、次の使用時に用意する方が清潔でしょう。

問題 113

経管栄養の実施時に、冷蔵庫に保管していた栄養剤を指示どおりの温度にせずにそのまま注入したときに起こる状態として、最も可能性の高いものを 1 つ選びなさい。
  • 1 呼吸困難
  • 2 胃ろう周囲のびらん
  • 3 下痢
  • 4  褥瘡
  • 5 低血糖
答え:3です。

それでは、今回はこの辺で失礼いたします。


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