むなかたと申します。
今回は、『労働生理』の中から、「血液系」について、分かりやすく簡単に説明していきたいと思います。
あまり、本気で勉強すると長く続かない、という人もいると思いますので、ちょっとずつやっていきましょう。
それでは、さっそく始めていきたいと思います。
血液系
血液のはたらき
・栄養素を運ぶ
・ホルモンを運ぶ
・老廃物を運ぶ
・生体防御機能
・体温を一定に保つ
・全身の体液の浸透圧とPHの調整
血液の成分
・成分は液体成分と有形成分の2つ
・液体成分(約55%)
・有形成分(約45%)
液体成分
血漿は
・その約91%が水分
・約7%がタンパク質
・アルブミン…血漿タンパクの約54%を占め、血漿中の水分が血管からもれないようにする働きがあります
・グロブリン…α、β、γの三種類があり、免疫反応として働きます
γグロブリンは免疫抗体を含み免疫グロブリンとも言われます
・フィブリノーゲン…血液を凝固させる働きがあります
血漿中に溶けている水溶性のフィブリノーゲンが不溶性のフィブリンに変化することで血液を凝固させます
の3つです。
・組織液がリンパ管の中に集められたものがリンパ液
・リンパ節で作られたリンパ球には、有害な細菌やウイルスなどを倒す働きがあります
有形成分
・赤血球
・白血球
・血小板
の3つです。
これらは骨髄でつくられます
赤血球は、両面の中央が凹んだ円盤状の細胞で、直径約7.5μm。鉄を成分とするヘモグロビンの作用で酸素や二酸化炭素を運びます。
赤血球は血液1m㎥中におよそ450万個(女性)から500万個(男性)。
血液中に占める赤血球の容積の割合をヘマトクリットといいます。
女性で40%、男性で45%となり、男女で差があります。
・赤血球の寿命は約120日と言われています。
白血球は、体内に侵入してきた細菌や異物を捕まえたり、消化することで無毒化して、防御しています。
白血球は、1m㎥中に約4000から8500個、平均7000個ほど。男女差はなし。
・好中球
・好酸球
・好塩基球
・リンパ球
・単球
などに区別されています。
リンパ球は、リンパ節や胸腺、脾臓で作られて、免疫反応にかかわります。
・抗体をつくるBリンパ球
・細菌や異物を攻撃するTリンパ球
などがあります。
血小板は、核のない不定形の細胞で血液1m㎥中に約15万から35万個。
血液凝固作用を促進して、止血のために働きます。
まとめ
・液体成分は血漿とよばれ、アルブミンやグロブリン、フィブリノーゲンを含む。
・有形成分には赤血球や白血球、血小板が含まれる
これらの働きやしくみを理解して、病気や労働災害を予防することが、衛生管理者に求められています。
コツコツ勉強して、合格を目指していきましょう❗
それでは、今回はこの辺で失礼いたします。
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